休職中の収入が不安な人へ|傷病手当金とお金の不安をやさしく解説
― お金の不安は、とても自然なものです ―
このページに来たあなたは、
「休みたい気持ち」と同時に、
お金のことが頭から離れないのではないでしょうか。
- 収入がなくなったらどうしよう
- 生活できなくなったらどうしよう
- 家族や周りに迷惑をかけるかもしれない
そう思って、不安で眠れなくなる人はとても多いです。
まず知ってほしいことがあります。
休職=収入ゼロ、とは限りません。
結論からお伝えします
会社員として働いている人の多くは、
**休職中に「生活を支える制度」**を使うことができます。
それが、
**「傷病手当金(しょうびょうてあてきん)」**です。
名前は難しそうですが、
考え方はとてもシンプルです。
傷病手当金って、何?
病気や心の不調で働けない間、
代わりに生活費の一部を支えてくれる制度です。

どんな人が対象?
- 会社の健康保険に入っている人
- 病気やメンタルの不調で仕事ができない人
- 休職中、給料が出ていない人
※ 正社員だけでなく、条件を満たせば契約社員・派遣社員も対象になることがあります。
いくらくらいもらえるの?
だいたい、これまでのお給料の
3分の2くらいが目安です。
満額ではありませんが、
「完全にゼロ」になるよりは
かなり現実的な金額になります。
どのくらいの期間もらえる?
- 最長 1年6か月
- 途中で復職しても、条件次第で再開可能
長く休むことになっても、
すぐに生活が立ち行かなくなる制度ではありません。
手続きは、難しそうで不安ですよね
正直に言うと、
一人で全部やろうとすると、少し大変です。
でも、安心してください。
🌱 ほとんどの人は、
会社や病院に助けてもらいながら進めています。

基本的な流れ(ざっくり)
- 病院で「休職が必要」と書かれた診断書をもらう
- 会社に休職の相談をする
- 傷病手当金の申請書をもらう
- 医師・会社に必要な部分を書いてもらう
- 健康保険に提出する
細かいことは、
体調が落ち着いてからで大丈夫です。
私自身も、一番不安だったのはお金でした
ここは、少し私の話をさせてください。
休職を考えたとき、
正直に言って
仕事のことよりも、お金が一番怖かったです。
- 収入が止まったらどうしよう
- 貯金が減っていくのが怖い
- こんなことで制度を使っていいのか
毎日、頭の中で同じことをぐるぐる考えていました。
もう一つ、知っておいてほしいこと
傷病手当金以外にも、
医療費の負担を軽くする制度があります。
たとえば、
- 通院や薬代の自己負担が減る制度
- 医療費が高くなりすぎない仕組み
これらは、
**「今すぐ全部理解しなくていい制度」**です。
まずは、
「収入が完全にゼロになるわけではない」
それだけ知ってもらえたら十分です。
今は、不安があって当たり前です
お金の不安がある中で、
「休んでもいい」と思うのは簡単ではありません。
それでも、
心や体が限界を超えてしまえば、
結果的にもっと大きな負担になることもあります。
今すぐ決めなくて大丈夫です。
でも、選択肢があることだけは、
どうか忘れないでください。

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今日はここまで読めた。
それだけで、十分です。
あなたの生活と心が、
少しでも守られますように。
