休職中、何もしなくていい理由|何もできない自分を責めてしまう人へ
薬剤師かず
― 何もしない時間は、回復に必要な時間です ―
休職に入ってから、
こんな気持ちになっていませんか?
- 何もできない自分が怖い
- このままで本当に良くなるのか不安
- せっかく休んでいるのに、何もしていない
- 「怠けているだけなんじゃないか」と責めてしまう
もし一つでも当てはまったら、
このページはあなたのためのものです。
先に、いちばん大事なことを伝えます。
休職中に、何もしなくていいのは「普通」です。
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多くの人が、ここでつまずきます
休職前まで、あなたはきっと
「何かをしている状態」が当たり前だったはずです。
- 仕事をこなす
- 役割を果たす
- 期待に応える
そんな毎日が急に止まると、
脳や心は混乱します。
「何もしない=ダメな状態」
そう感じてしまうのは、とても自然な反応です。

回復には、段階があります
メンタルの回復は、
よく「階段」や「波」にたとえられます。
でも、実際はもう少し単純です。
回復の最初の段階は、
**「マイナスをゼロに戻す時間」**です
この時期に起きやすいこと
- 眠るだけで一日が終わる
- 何も楽しく感じない
- 外に出る気力が出ない
- 頭がぼーっとする
これは、
サボっている状態ではありません。
「何かしなきゃ」は、回復を遅らせます
よくあるのが、こんな考えです。
- せっかく休んでいるんだから
- 何か役に立つことをしなきゃ
- この時間を無駄にしたくない
でも、ここで無理をすると、
回復は遠のきます。
よくある例
- 本を読もうとしても頭に入らない
- 何か始めても続かない
- できなかった自分を責めてしまう
👉 これが続くと、
「休んでいるのに、ずっと苦しい」
状態になります。
医師が「安静」を勧める理由
医師が言う
「まずは休みましょう」という言葉には、
ちゃんと意味があります。
何もしない時間は、
脳と神経を落ち着かせるための
治療の一部です。
- 何かを考えない
- 判断しない
- 比較しない
これらは、
意識してやめることが難しい作業です。
だからこそ、
「何もしなくていい」と言われます。
私も、何もしない自分が怖かった
ここで、少しだけ私の話をさせてください。
休職に入ったばかりの頃、
一日中横になっている自分を見て、
強い不安を感じていました。
- このまま戻れなかったらどうしよう
- 何もできない人間になったんじゃないか
- 周りは前に進んでいるのに
「少し動けるようになる」は、後から来ます
ある日突然、
元気になるわけではありません。
多くの場合は、
- 少し外に出られた
- 音楽を聴いても平気だった
- 人の話を聞けた
そんな小さな変化から始まります。
🌱 「何もしない」→「少しできる」
この順番で、ちゃんと進みます

今のあなたに必要な許可
今のあなたに、
誰かが言ってあげるべき言葉があります。
次に読んでほしいページ
▶︎ 回復って、どうやって進むの?
▶︎ 実際に休職した人の体験談を読む
今日は、ここまで読めた。
それだけで、本当に十分です。
あなたの回復は、
もう始まっています。
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