働く薬剤師が考える転職理由5つ!
薬剤師として働く中で、転職を考える瞬間は珍しくありません。
- キャリアアップを目指す人
- ワークライフバランスを求める人
- 職場の人間関係に悩む人
その理由はさまざまです。
私自身2回転職しましたが、
1回目は「たくさんの病気や薬、治療を学ぶためのスキルアップのため」
2回目は「子供を授かりたかったので、プライベートの時間を増やすため」
でした。
この記事では、薬剤師が転職を考えた主な5つの理由をご紹介。薬剤師が仕事中にどんなことで悩んだり、転職を考えるきっかけになるのかが、この記事でわかります。転職を考えている人もいない人も、共感できる理由が必ずありますので、ぜひ最後まで読んでください。
今の仕事に満足していない理由
不満を整理する重要性
転職を考える前に、まずは今の仕事に対する不満を整理することが重要。
具体的な不満がわかれば、「転職が本当に必要なのか」、「今の職場での改善策を見つけられるかも」と検討できます。
薬剤師が転職する理由5つをピックっぷ
①スキルアップのため
薬剤師としてのスキルをさらに磨きたい、専門知識を深めたいと感じる人は多いです。特に、調剤薬局から病院薬剤師へ、または製薬会社のMR職など異なる分野への転職を希望する場合、自分のスキルセットを広げることができるため、多くの薬剤師がスキルアップを目指して転職を決断しています。
・専門性の高い業務への挑戦
専門性、または自分が強めたい分野がはっきりとしているのであれば、専門性の高い病院での仕事や、専門分野の門前薬局に転職することで、薬剤師としての専門性という価値を高めることができます。
・資格取得や研修のサポート
転職先で獲得したい資格をすでに持っている薬剤師がいることや、資格取得、研修の機会が多いことも、スキルアップを目指す理由の一つです。
病院によっては専門薬剤師育成のために、他の病院、調剤薬局薬剤師の研修を受入しているところもあります。
上司や会社の理解があれば専門薬剤師の資格取得のために研修に参加させてくれるでしょう。
②職場の人間関係
薬剤師だけに限らずどの職業でも挙げられる転職理由として、職場の人間関係の不満。上司や同僚との関係がうまくいかない、職場の雰囲気が合わないなど、人間関係のトラブルが原因で転職を考えることがあります。
・コミュニケーションの問題
日常的なコミュニケーションのズレや衝突が、働く意欲を低下させる要因になることもあります。
働く場所によっては年齢が極端に若い、ベテランが多いなど年代の違いも多くあります。
・チームワークの欠如
自分の意見を主張することはいいことですが、全てが自分の考えている通りになることはありません。また、病院での勤務は多職種の集まりですので、協力が必要な場面でチームワークがうまく機能しない場合や、他の職種の仕事の理解がないとストレスが溜まりやすくなります。
どの場所にでも合う人、合わない人はいるからな。
それくらいの気概でいないと特に他職種と絡む機会の多い病院では必要な考えだぞ。
③給与や待遇の改善
現職での給与や待遇に満足していない場合、転職を考える動機になることが多いです。特に、役職を与えられたけど、仕事量と給料、仕事量と休日のバランスが合わない場合や、ドラッグストア、調剤薬局、病院と、他の業種に比べて労働条件が見劣りすると感じた場合に、より良い待遇を求めて転職を決断することがあります。
・昇給やボーナス、お金の不満
昇給やボーナスが少ないと感じるだけでなく、ドラッグストア、調剤薬局、病院ですら初任給給料がかなり異なるので、転職の大きな動機になります。
・福利厚生の充実度
新卒で働き始めたときは理解しにくい部分ですが、健康保険や退職金制度など、福利厚生が充実している職場を求める薬剤師も多いです。
病院、調剤薬局、ドラッグストアで給料を比べると、
「病院<調剤薬局<ドラッグストア」
は正直なところあります。
②ライフワークバランスの改善
薬剤師の仕事は忙しく、特に医師が処方箋を発行した後に調剤薬局や病院で薬が準備されるため、医師が終わる時間より遅くなりがちです。
家庭やプライベートとの両立が難しいと感じたときに、ライフワークバランスの改善を目指して転職を考えるケースが多く見られます。
・勤務時間の柔軟性
病院では日勤、夜勤それぞれ1つの勤務時間帯しかないこともあります。
しかし調剤薬局やドラッグストアでは、開局、開店時間に応じて早番、遅番などのフレックス勤務やパートタイムなど、働く時間帯の柔軟性があります。このように時間が選べることは、保育園や幼稚園、小学校に子供を送る親にとっては選択肢の一つのとなります。
・休日の確保
週末や祝日に休みが取れない状況が続くと、プライベートを充実させることが難しくなります。
特に病院に勤めていると、日曜勤務は必ずあります。調剤薬局では日曜日と祝日をお休みにしているところが多いので、友達と休みを合わせたり、家族とも休みの都合が合わせやすいのが利点です。
病院には常に患者様が入院しているからな、日曜出勤は当たり前だ!
ただし、日曜出勤もいくつかあり、「通常通り」か、「人数を減らした当番制」かなど。あとは夜勤や当直を設けているところもあるからしっかり確認しないと後悔するぞ!
①キャリアの将来性
キャリアの将来性を考えたときに、今の職場では成長が見込めないと感じることが、最も多い転職理由です。特に、現職での昇進が見込めない、またはキャリアパスが不明確な場合、より将来性のある職場を求めて転職を決断する薬剤師が多いです。
・昇進の不確かさ
今の職場での昇進の可能性が低い、特に病院では薬局長という役職は年功序列で、数年経験した薬剤師やましてや新卒の薬剤師が目指しても、なかなかつける役職ではありません。それに比べて調剤薬局のように店舗数が多い会社では、薬局長へのステップがマニュアル化されており、店舗の数だけ薬局長への昇進の可能性が多くあります。
・新しい分野への挑戦
調剤薬局や病院だけでなく、製薬会社や研究機関など、異なる分野でのキャリアを模索することも、将来性を見据えた転職の理由となります。
薬剤師は手に職があるので、なんだったら薬剤師以外の勉強もある意味楽しいです。私は働きながら簿記3級の勉強をしましたが、自分の興味がある新しい分野を勉強するのは新鮮で面白かったです!
久しぶりのテストでバカみたいに緊張してたもんな
最後に
今回は薬剤師が転職する理由について説明しました。
この記事を参考に、転職を考える際に自分にとっての優先順位を見つけ、最適な決断をするためのヒントにしてください。
転職は大きな一歩です。
しっかりと理由を整理し、自分に合った職場を見つけることが成功への鍵となるので、ここを明確にしておきましょう!